怖い経理の桐谷さん

★★★★★
桐谷さんがいい感じ

冷静さが際立っていて、何事にも動じない性格の桐谷さんは、自分の存在に対して全くギャップを感じさせないように見えますが、それは彼女が男性に対する関心が一切ないと思い込んでいるからではないかと思います。

その結果、彼女の防御力は本当に弱く、誰かが彼女に近づいてきたら、ただただ受け入れてしまうような人なんです。

それが自分に対しての姿勢であったとしたら、それはたとえ意図的に尽力してもなかなかできることではありません。

その点について、彼女はすごく魅力的だなと感じています。

確かに、桐谷さんのその特質は、くだんのような特異な状況になったときに自分に突き刺さるように思え、それは自分にとって本当に素晴らしいことでした。

★★★★★
思っていた通りまさしく傑作

地味でけれども性的魅力を秘めた女性が、猪突猛進で性欲に満ちた男性に手玉に取られるというストーリー。

あらすじを耳にしただけでもワクワクさせてくれるような、それがこの作品です。

事前情報が流れてから、これが公開されることを心待ちにしておりました。

想像をはるかに超える、眼前の絶景に思わず息を飲むような、絶対に見逃せない作品がここに現れています。

この作品の同じ著者が手掛けた『鬼嫁とラガーマン童貞』というタイトルの作品を気に入っている方であれば、これも大いに気に入るはずです。

その作品が好きだというところから踏み出して、同じようにこの作品も楽しめること間違い無しと言えます。

それだけに、一話完結で終わらせてしまうのは非常に残念だと感じています。

ぜひとも続きが見たい、そんな想いが満載となっています。

★★★☆☆
私の好みとは少し違う

普段は男性に対して固く、事務的な立場で接するタイプの女性が、嫌々ながらもセックスをしていくうちにその快感に取り込まれてゆくシチュエーションには、それなりに魅力を感じているんです。

しかしながら、桐谷さんという女性の描写は、それとは全く違う印象で、むしろ男性に対する経験が他の女性よりも少ない、単純で素直すぎる女性のように感じてしまいました。

それと、物語の後半部分についても、私の好みには合わなかった部分がいくつか存在しました。

そこでは、使われるのがほとんどが性器具で、それによって女性が徐々に快感に足を踏み入れていくといった展開が主なのですが、それに対する違和感を感じずにはいられませんでした。

個人的には、2人が何度も身体を重ねて、そのたびに女性が感じていくことによって徐々にその魅力に引き込まれていく、そんなストーリー展開をしていくとより有り難かったと感じています。